車検と云えどこの年式の輸入車ともなるといきなりリフトに載せてゴソゴソするなんてことはありません!
まずはスキャナーで健康診断
いろいろエラーコード記録されてますがバッテリー電圧降下に起因するモノや前回車検時にも記録されてたヘッドライトユニット系(たぶん冷却ファンがぶっ壊れてる)。。。
お客様がバッテリー持ち込みされているので初期充電をして交換しましょうかぁ。。
充電してるあいだにパオ(PK10)の部品交換!

到着した部品たちを交換していく!
・右ラックブーツ
・左右タイロッドエンドブーツ
・冷却水を抜いてサーモスイッチ交換
・ブレーキフルードは交換しないと!

とりあえず冷却水を満たしエンジン始動。。
そうそう。。
この車、他店でラジエーター等を交換されているのですがラジエーターホースは液体ガスケットを使い組み上げられていました。
先日ノア(ZRR70W)のラジエーターホース交換ですっぽ抜けを経験をした身としては他店さんの作業を垣間見る良い機会です(´-`*)
*過去記事参照
賛否両論!
ご意見ある方もいるやもしれませんがここは良し悪しを議論する場でもなくケースバイケースってことで流してください(;・∀・)
*わたしはとても参考になりましたよ。。

おや??
電動ファンも回りヤレヤレと思っていたら様子がおかしい!
メーターの針が高いまま!
温度計で実測しても100℃越え(@_@)
MAX線きっちりにあわせておいたにもかかわらずリザーブタンクは溢れんばかりの勢いで上昇してます。。。
なんで??

エンジンオイルやブレーキフルードを交換して一旦着地させる。。。
おかしいぞ!
新しめのラジエーター(しかもコア増し)で電動ファンも回ってるのに水温が下がらないなんて。。。
サーモスタット? ライン閉塞?? ほかに理由になりそうなもんあるかな。。。
パオは一旦置いといてメルセデスをリフトであげる。。。

・ブーツ破れなどなくホッとひと安心♪
・フロントブレーキパッドは3mm未満
・リアパッドは5mmほど
・プラグはOK
・ブレーキフルードOK
気になるのはフロントブレーキパッド残量・・・メーター内にパッド残量警告出てないけどどうしようか。。
ま、いつでも交換できるからおいおい考えるとして、、、
さて、、、
プラグ点検に際し当然イグニッションコイルをはずさなくてはいけません。
この車、とっても面倒っちいので4番だけはずしてプラグ点検しました。。。
で、くの字に曲ったこれがイグニッションコイル!・・・筒部分は欧州車お得意の安っぽい樹脂製です(゜o゜)
今回は7年目3万キロなので折れずにはずせましたが10年10万キロを迎えるときはたぶん、、、
ポキっ!っと逝ってしまうはず(^_^;)
シリンダーブロックに残った残骸回収も楽ではなさそうだしコイルも安くはないと思う!
同業他社の皆様へ
このエンジンのプラグ交換を請け負う際はリスクの説明と完璧な予防線をおススメします。
ところで正規ディーラーはいくらで交換してくれるんだろう。。。
この記事へのコメント
ログ
後日、オーナー様が高速道路でホースが抜けて冷却水が漏れ出したと電話かかってきて以降、一切何も塗らないよう改めてます。
パオはヘッドガスケット抜けてません?(間違ってたらm(__)m)
ころ
コメントありがとうございます
W212メルセデスのラジエーターホースは差してクリップ固定なので間抜けた原因は他の理由によるモノと思います。塗らないと一生終わらないかサイドタンク割ります(たぶん)
オイルや冷却水に濁りがないため可能性は低いです
サーモスタット交換しても状況変化がなければヘッドガスケット抜けも視野に入れなければなりませんね
いろんな経験を教えていただきありがとうございます
今後も気になるところがあればコメントください
よろしくお願いします